「介護の日本語」初めてのロールプレイ

日本語能力試験、N3受験が終わって早2週間。8月からはいよいよ、日本語−介護クラスの本場所である「介護課程」が始まる。
そう、このクラスは日本語能力試験に合格することが目的なのではなく、日本語で日本の介護を学ぶことが目的なのだ。

という訳で、介護場面を想定した日本語の学びが続いている。

EPA(二国間経済連携協定)による、看護師・介護士候補者に向けた、看護・介護場面の日本語学習教材はいくつか出てきているのだが、まだベトナム人向けの介護系日本語テキストはできていない。

まあ、うちのクラスの場合は完全な「直説法」で(ベトナム語や、英語などの媒介語を使わず)学び、必要に応じて漢字を重視したオリジナル教材で学んでいるので、方法論は変わらない。

今日は、起床場面の介助がテーマ。
必要な言葉をまずは確認。介護用語は、そもそも介護の概念はないベトナムなので、本当に難しいのだが、辞書と、漢字の知識を駆使して前に進んでいく。

そして、初級、中級と学んできた文法も確認しながら、介護場面の会話文を学ぶ。

更に、これがメインの学びになるのだが、場面の設定と、利用者、介護職員のそれぞれの役割を印したロールカードに基づいて、ロールプレイである。

まだまだ、ぎこちない。声も小さい。
部屋の換気のために開けた窓を閉め忘れて、利用者の部屋を退出する、、、、

みんな看護師の資格を持ち、看護学生として病院実習の経験があっても、「まだ見ぬ介護」の場面はハラハラドキドキの連続である。

さあ、残された授業時間は20時間。月末には日本語課程の修了試験が控えている。

残された時間を無駄にせず、頑張ろう!

いよいよ、3期生の日本語の学びも大詰めですよ〜
まあ、これからも続けて学んでいくんですけどね(笑)
という学生たちへの激励を、バナークリックでお願いいたします!
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