日本初の「介護研修生」が出発しました!

去る7月6日、ダナン医療技術短期大学日本語−介護クラス1期生の8名が、日本で介護研修を受けるためにダナンを出発しました。

ベトナムで1年間の日本語教育、3か月の介護教育を受けた後、日本の在留資格・VISA取得に時間がかかりました。
その間、約半年の待機期間中は週末に学校に集まり、日本語のブラッシュアップを続けました。

おかげで、僕は休日返上だったんですけどね(笑)

経由地のハノイでは、老舗レストランCha Ca La Vong で夕食を摂り、旧市街のナイトマーケットを散策し、ホアンキエム湖畔のカフェでアイスクリーム。私の教え子である、ベトナム人看護師養成支援事業の7期生だった看護師Hさんが駆けつけてきてくれ、研修生たちを激励してくれました。

飛行機に初めて乗った学生も多く、ほとんど全員が首都ハノイに行ったのも初めてという緊張と興奮?の中、ハノイ・ノイバイ空港から名古屋・中部セントレア空港へ、研修たちだけで飛び立ちました。

気流が悪くかなり揺れた様子、疲れ切っているものの無事にセントレアに到着、早速、名古屋城を見学した様子です。

そのころ、ダナンからハノイまで引率した僕は、ハノイの休日(笑)


研修生たちは、岐阜県にある社会福祉法人千寿会の施設で、9月中旬まで約70日間の研修を受けます。

日本とベトナムの二国間経済連携協定(VJEPA)による、ベトナム人看護師・介護士候補者の養成もまもなくスタートします。

本格的な「介護」がまだ存在しないベトナムで、EPA策定期間中から始まったダナンの介護教育プロジェクトは、VJEPAのモデルケースとしての役割も果たしました。その先駆的な事業として初めて日本式の介護を学んだ1期生が、日本で初めての介護研修に参加しています。

そして、ダナン医療技術短期大学では日本語ー介護クラスの2期生が日本語を学んでいます。

学校側には近い将来「介護学科」を新設する計画があります。教育する側の人材を養成していく必要があります。
3期生の募集も始まっていますが、「日本語を学んで日本へ行くこと」が目的ではなく、「日本語を学び、日本の介護を学び、ベトナムに介護を定着させ、ベトナムの社会に貢献できる人材」を育成していくことに、継続して取り組んでいきたいと考えています。


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