ハノイへ(11月9日夕方の話)
このブログも、いよいよ最終章に入った。
時は11月9日(土)14時。
ダナン国際空港で、見送りにきてくれた二人の学生と話していると、日本人のカップルに話しかけられ、台風情報を伝えた話は前回書いた。
で、キャンセル待ちの乗客が200人近くいるとの情報で、こりゃ伝えておいた方が良いなと思い、介護のO先生に電話を入れた。「webチェックインするか、リコンファームしておいたほうがいいよ!」と。法人のお客様が今夜の便で帰国らしく、また理事長とO先生も明日の便で帰国。
チェックインしておけば、遅延や欠航の時は連絡してもらえますからね。
さて、学生と別れた僕は、定刻(と言っても、webチャックインの段階で、既に45分遅い時間にスケジュールチェンジされてたんだけど)に飛ぶ様子のハノイ行き搭乗口へ。いつもなら、ダナンのビール・ラルーを2本買って、1本は搭乗口で飲み、1本は機内で水平飛行に入ってから、、、、なのだが、何かお腹の中がタップンタップンしている。北国で食べたチャーハンが、消化されていない感じ。
でも、次にラルーを飲めるのはいつになるかわからないので、とりあえず2本買って、1本は飲んだ。
次回は、いつかな?
さようなら、ダナン。ありがとう、ダナンの仲間たち。
雨が強くなっている中、離陸。進行右下に学校が見えるが、すぐに雲の中に消えた。
ここからが実は大変で、ゆっれる揺れる(笑)
お腹の中が、体の揺れでかき混ぜられてる感じ。酔うという感覚ではないけれど、気分は良くない。無料で配られるミネラルウォーターをがぶ飲みし、とうとう、ハノイ到着まで、鞄の中のラルーには手が出なかった。
ハノイ・ノイバイ空港で、とりあえず今夜の軍資金を下ろし、ミネラルウォーターを2本買う。
1本はその場で飲み干して、タクシーで市内へ。
相変わらず、胃の調子がよろしくない。と言うか、水がおいしく感じる。
要するに、二日酔いの状態?それとも、飛行機に酔った?
どちらかと言うと、後者だろう。
さあ、目指すはハノイでの思い出が詰まったお店、日本料理「紀伊」
既に店員のヴァンちゃんに予約を入れてあるし、ダナンで出会った日本人留学生Oくんとの待ち合わせも約束済み。
ところが、、、、店に到着した瞬間に、事件発生!
と言う話しは次回。次回が最終回ですね。たぶん(笑)
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さよなら、ダナン(11月9日の話の後半)
11月9日(土)の午後。
ダナンのいつもの日本食「北国」に別れを告げ、、、ようとしていたら、日本語−介護クラスの3期生から電話が入った。
「先生、いつまでダナンにいますか?」「あと、2時間です」「今どこですか?」「もうすぐ空港へ行きます」「私たちは空港へ行きます」
まあ、断る理由もないのだが、雨風が強くなっているので、
「台風が来ているから、危ないよ。来ないで良いよ。ありがとう」
「でも私たちは、先生に会いたいです」
と言うわけで、時折激しく雨が降るなか、タクシーで空港へと向かった。
現れた学生は二人。実は二人とも直接EPAには参加せず、日本語能力試験N2合格を目指してブラッシュアップしながら、日本での介護研修にも参加して、自己の進路を決めていこうという、いわば「慎重路線」に乗ったわけだ。
とにかく、チェックインを終えてからお茶でも飲みながら話そう、、、となったのだが、本日のダナン国際空港、とにかく混んでいる。
考えてみれば極当たり前の話しで、大型台風接近、それに既にフィリピンの惨状がベトナムでも報道されており、最接近と考えられる明日を前にダナンを脱出しようとする観光客らが、集結しているのであった。
webチェックインの際に座席が指定できなかったのは、どうやらGLP(ベトナム航空のマイレージ)会員を優先的に割り振っておき、押し寄せてくるであろうキャンセル待ちの客に備えようと、そう言うわけだったんですな。
二人と珈琲飲みながら日本語で話していると、日本人のカップルが「あの、日本人の方ですか?台風の情報がわかったら、教えて頂けませんか?」と。
とりあえず、二人がベトナム人で、まだ日本語の勉強を始めて1年3ヶ月だと知って驚いていたが、そのカップルの話を聞いて僕らも驚く。
どうやら、200人近い人たちがキャンセル待ちしているらしい。そのカップルさんたちも、最終便の予定を19時過ぎの便に変更できただけで、さてどうしましょう?状態。
「東の方に逸れそうだという情報と、スピードが上がっているので、今夜来るかもと言う情報があって、、、」とiPadで天気図を見ながら情報提供。でも、お元気な二人、「時間があるので、市内を観光します」と言って出て行った。
「大人しくしておいた方が良いですよ」と忠告したんだけどな。
さて、学生二人からは、それぞれに期待と不安とを打ち明けられたが、既に指導してくださっている先生がいるのだから、僕から具体的なアドバイスはしなかった。
まあ、考えてみれば、日本語の力としてはやや劣るものの、僕の指導に忠実に着いてきたのはこの二人だよなあと、確かに感慨深いものはある。
出発直前になって、鞄の中から「ビール2本」のお土産が出てきたのだが、セキュリティチェックであけるか、捨てるかさせられるので、、、、
1本を僕が飲み、1本は二人の部屋へ。どうしても辛くなったり、寂しくなったり、嫌なことがあって僕のことを思い出したら、二人で飲みなさいということにした。
どうしても離れたがらない二人を、二人一度に抱きしめて、、、、この二人、別々に何かやると、嫉妬するんだよね。さっき写真を撮ったときも、同じ構図、ポーズじゃ嫌だと(笑)
ここで初めて感傷的な気分になった。
お互いが見えなくなるその瞬間まで、二人はずっと手を振っていた。
ハノイ行きはオンタイムで飛ぶようだ。無事にハノイまで恃みますよ。
いよいよハノイの紀伊で一献の後、東京へ戻ります。
このブログも、最終章が近づいてきました。
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ダナン、大型台風接近中(11月9日分)
11月9日(土)の朝、ダナン・ミーケビーチのEENAホテル前の光景である。
1週間前にも大きな台風が直撃して、街路樹のほとんどが折れ、市内も少なからず被害が出たばかりになのに、もっと大きなのが向かってきている。
週末はお祭りか何かでパレードの予定だったらしいのだが、中止になったらしくてパレード用の車の解体が始まった。
なんでホテルの前でやってるのかは不明。迷惑千万だよねえ(笑)
なんだかよくわからないのだけど、世界五大陸を模したらしい。
ちなみに、軽自動車か何かで作ってるのかと思いきや、中身はバイクとリヤカーでした(笑)
あ、そうそう。手前に写っている、サッカーの岡田監督(岡ちゃん)に似ている人物が、ご主人のフォンさん。別名のび太くんともいう。
右側の女性が、奥さんの江理さん。大阪人。元バックパッカー。芸術肌の人で美術の教員免許あり。しかし、教員免許の更新制度を知らなかったというオチがつくのだが。。。。。。
そんなこんなで、午前中は強風の中、雨が降ったりやんだり。
ベトナム航空のサイトから、webチェックインをしたところ、なぜか座席が指定できずというか、、、、既に指定されていた(笑)
しかも、ハノイ−成田の分は7番A。7番って、デラックスエコノミーじゃないの?
格安チケットで座っても良いの?(笑)
この絡繰りは、その時は気づかなかったのだが、後ほど、空港で納得することとなる。
さてさて、EENAホテルはシャッターを下ろしたり、ガラスにテープを貼るなど台風対策開始。
僕はチャックアウトして、空港へ。
いや、その前に、ラスト「北国」
ラスト・トゥイちゃん(笑)
まだ高校生だった頃から、忙しい日だけのお姉ちゃん(トンちゃん)の助っ人って感じだったのが、いつの間にかランチタイムの顔になった。
まあ、彼女とはFacebookでも繋がっているのだが、意思の疎通となると難しい。残念。
さて、台風直撃の前にハノイへ移動です。
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ダナンの休日(11月8日の話)
話はようやく11月8日(金)である。
台風である。とてもとても大きい。そう、フィリピンで大きな被害を出した、台風30号がダナン直撃コースで向かってきている。
僕は次の日、9日(土)の午後、ハノイ経由で帰国なのだが、、、、。
というわけで、この日は朝から断続的に降ったりやんだり、暖かい湿った空気が強く吹いていた。
昼頃になって雨がやんだので、食事に出かけて、9月の帰国の時に持って帰れなかったお土産などを買い物。
3年間住み慣れた町をのんびり歩いて、ハン川沿いのBarで休憩。
日本じゃ飲まないコロナも、欧米人に囲まれて飲むとイケますな。
少しのんびりしているうちに、また強い雨が降ってきたので、ホテルへ帰還。
さて、最後の夜はどうしますか。今回はEENAホテルの皆さんとはあまり話していないので、大人しくしておこうかな思っているうちに、また一献する約束ができて、ラスト「北国」へ。
あ、正確に言うと、明日の昼の出発前にも寄るので、今夜は、ラスト・トンちゃん(笑)
わりと早い時間に仕事を上がったトンちゃんとは、握手して手を振り合ってお別れ。まあ、これが本当に最後だろうな。元気な子を産んでください。3年間、ありがとう。
Sさんには、結局3晩ともお付き合いいただき、9月の帰国時に荷物の件でお世話になったMさんにも挨拶できた。
なんだかんだで、閉店の22時頃、タオちゃんと記念撮影。彼女とのツーショットは初めてだなあ(笑)
徐々に風雨が強くなる中、EENAに帰還。
さて、明日の飛行機はどうなる?
明日の最終日は、台風のダナンからハノイへの逃避行
さらに、東京へ
もちろん、某所での一献もありで(笑)
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2期生とシーフード
時は師走に入っているが、話はまだ11月7日の午後である。
修了式を終え、宿であるEENAホテルに戻り、休憩。というか、仮眠ですな(笑)
今夜は日本語ー介護クラスの2期生の何人かが「食事に行きましょう!」と言ってくれたので、シーフードの予定。
彼女たちは7月まで日本語能力試験N2を目指していた者、昨年の12月の介護課程修了で就職した者、就職活動中の者、新しい家庭を築いた者と様々。とりあえず、12月1日の能力試験でN2に再挑戦、或いはEPA参加の予定で待機中の者もいる中で、たまたま求人の情報をいただいて、日系企業の就職試験をうけ、採用されたという嬉しい情報も入ってきていた。
さて、17時ごろにホテルに迎えに来る、、、、という話だったのだが、最初に到着したのは「密輸品」を受け取りに来た、昨夜も北国で一献したSさん(笑)ちなみに上記の日系企業就職の娘の研修を担当してくださっている。
で、学校の仕事を終えてきたトゥイ先生を筆頭に、みんなが揃ったのは18時半に近かったかな?
EPAの選抜試験の関係で、この日からハノイに移動したもの、明日移動するものもおり、みんなでというわけにはいかなかったけれど、しばらくは会えないだろうから、企画としては嬉しかった。
ユン!あまり体を大きくしないように!=ストレスをためないように!(笑)
トゥイ先生の、悲願の来日が実現する日が来るのだろうか?
次回は日本か。それともダナン?ハノイ?はたまた大連?それはないか(笑)
人生の転機を共に過ごした2年間。みんなの青春の思い出の中に、僕がいてくれたら嬉しい。
さて、明日は散歩でもして鋭気を養います。
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日本語−介護クラス 3期生の修了式
11月7日(木)、8月まで奉職していた、ベトナム保健省立ダナン医薬技術大学で、日本語−介護クラス3期生の修了式が行われたので、出席しました。3期生は2012年9月から10ヶ月で、日本語能力試験N3レベルまで学び、その後、岐阜の社会福祉法人千寿会から派遣された日本人介護福祉士による、日本語を使った介護教育を3ヶ月受講しました。今後は、EPA(二国間経済連携協定)による介護士候補者として日本への派遣を目指す者が大半の様子ですが、さらに日本語の勉強を続けて、日本での介護研修に参加してからEPAを目指す者もいます。
この修了式参加で、僕のダナンでの日本語教師生活も完全に終了。1期生から3年間、1000日以上もいたと思うと、感慨深いものがあります。
朝から体温調節が上手くいかず、大汗かいていたのですが、アオザイから揃いの法被に着替えて「ソーラン節」を踊って披露した学生の中には、自らも大汗かきながら、涙を流して抱きついてきた子が何人もいました。
さすがに、そのシーンは写真に残っていませんが(残念)
その後、教室に移動。介護のO先生のご厚意で、日本語能力試験の認定証を僕から手渡すことになりました。
授業時間数の関係で、3期目でようやく実現した、「0初級から始めて10ヶ月でN3合格」よく頑張ったと思いますよ。はい。
これで僕の役割は終了。
次に学生たちに会うのは、日本でかな?
さて、頂いた花束を持って歩き出すと、目立つ目立つ(笑)
いつもの「北国」のトゥイちゃん(いつものトンちゃんの妹ちゃん)に、さもプレゼントを持ってきたかのように花束をあげたら、大喜びしてたんだけど、、、、
ま、いいでしょう(笑)
さて、夕方まで休憩して、夜は2期生と食事会です。
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ダナンの日本食・元祖「北国」に帰還編
さて、11月6日(水)時は18時半(ベトナム時間)だから、日本は既に20時半である。
ゲート変更があったわりには定刻に離陸したダナン行き。
定刻に離陸すると、定刻に着く。嫌な予感。
と言うのも、ハノイに着いた途端に某学生から「sensei,nanji ni DaNang ni tsukimasuka?」とメールがあったのだ。
この学生は、日本での介護研修に参加した際に、帰国のハノイ−ダナンで1時間半待ちを経験しているので、「どうせ遅れるでしょ?」と思っているはずである。間違いない(笑)
こっちは、いい加減眠いし、さっさと北国までたどり着きたいし、北国で待ち合わせている知人もいるわけで、、、。
さて、ダナン到着は定刻の19時50分。
そして、僕の荷物は先頭切って出てきてしまう。プライオリティ・タグを付けてくれるので、そんなに時間かからないんですよ、僕の荷物が出てくるのは。だから、20時少し前ぐらいには、僕はもう外に出ていたわけですな(笑)
案の定、、、居ない(笑)姿がない。
それで、居なくなっちゃうのも大人げないので、ハノイで買って機内で飲まなかったハリダビア(ハノイのビール)を開けて、暫し佇んでみたんだけど、来ない。
まあ、仕方ないので、タクシーに乗ったのが、20時10分ぐらい。
当然、20時20分にはいつもの日本食「北国」に着いちゃった(笑)
トンちゃん(写真右側)をはじめ、店のみんなとはハイタッチで再会の挨拶。席について程なくすると、、、ほら来た!学生からの電話。
「先生、今どこにいますか?私はちゃんと、8時20分に空港に着きました!」
ね?「ちゃんと、8時20分」って、遅延と荷物待ちで30分遅れることを見越して、20時20分に「ちゃんと来た」という主張、、、、。
あのね、ベトナム人としては正しいありがちな話だし、ベトナムにいると実際そういうことも多い。でもねえ、あなた、看護師でしょ?これから日本へ行って介護士になるんでしょ?
ったく、僕が2年もかけて教えてきたことは、なんだったんだ?
というわけで、彼女は明日からハノイへ移動(EPA=2国間経済連携協定による、事前国内研修参加のための選抜試験受験のため)するので、今回は会えないことになってしまった。
ん?EPA候補者に選ばれたとして、システム上簡単には会えないから、、、、次に会えるのは、日本へやってくる1年半先か(笑)
と言うわけで、どうも今回の旅ではベトナム人との波長というか、歯車が噛み合いませんな。
少し知ると、到着次第「北国」で会うことになっていたSさんがやってきて、一献。
密輸品は明日お渡しすることにして、宿のEENAホテルに引き上げる。
ちなみに、トンちゃん体型が少し、、、いや、だいぶふっくらとしてきたなと思ったら、ご懐妊だそうで。
おめでとう!(でも、少し寂しい(笑))
ようやく「北国」に帰還し、翌日は大学へ向かいます。
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