ぐるっと回って、ダナンで再会

荷物を積みこみ終り、もう一度、講師室に戻り「お世話になりました」声に出してみました。天井でゆっくり回る扇風機を止め、電気を消して、ドアを閉めました。
もう、この空間に来ることはあるかもしれませんが、この「講師室」とは永遠のお別れです。
僕の人生の中で、初めて経験する職場の閉鎖。捲土重来を期し、必ずや「あれは発展的解消だったんだよ」と言えるように、前を向いて歩んでいきたいと思います。

「努くんの部屋」ーハノイ紀行2003年末〜新年ーより
http://shibasen.net/2003fuyuhanoi.htm

と、いきなり自分のサイトの一文を引用してみましたが、、、
そう、ベトナム人看護師養成支援事業が募集停止になって、ハノイの講師室を閉じたのが2004年の正月のことでした。

ベト看8期生の事前教育を終えて、日本へ出発する場面ですが、この日の昼間と、数日前にも、僕はハノイ国際郵便局へ出かけています。ハノイの講師室の教材等の蔵書類をフィリピンでのプロジェクトの現場へ、送るためです。

新年早々、処分するモノと送るモノを仕分けしたのですが、その時フィリピンに送ったモノの中に、日本語テキストの絵教材がありました。

ええ、コレです（笑）

昨日、朝の授業中に外国語センターのボスK先生が、荷物を抱えてやって来ました。朝のこの時間に教室にやって来るときは、僕あての郵便物が届いたとき。書類をヒラヒラさせているときは、「税金掛かったから、払ってね〜」と言う合図。ベトナム国外からの荷物だとわかります。

実は、フィリピンで使わなくなった絵教材を、東京の事務局長がダナンに送るように指示してくれたんですな。

そうか、6,,,いや、7年ぶりの再会か。

うん、捲土重来を期してハノイを離れ
そして今、ダナンにいるんだなって、
あらためて思いました。

ここで、結果を、出さなきゃね。

　　　　

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