パーティとカフェ

10月1日(金)

ダナンに赴任して、ちょうど1ヶ月。

朝、教師室に上がって教室に掲示するプリントを印刷していたら、同僚のH先生が泣きそうな顔で何か言ってる。ベトナム語で早口なので何言ってるのかわからないのだけど、「ははん、何かやらかしたな…」というのは、雰囲気でわかる。

「珈琲好きなんでしょ?珈琲を飲みに行きましょう!」と誘ってくれたのだけど、授業前なのでゴメンね〜。 時間があれば愚痴ぐらいは聞いてあげたかったのだけど。(ど、どうしたの?)

今日は11時から学内での大パーティ。当初は休講になるはずだったのだが、基本的に何があっても授業をやるのが日本語クラスの方針なのと、学生も通常通りの授業を希望したので、いつも通り9時にスタート。

授業の方はそろそろ次の段階へ、と言うことで
月が変わったのを機に、「ついたち」「ふつか」といった日付の読み方を教えました。
そして、テキストの第1課ではあえて飛ばした「会話」の授業も始めました。

学内では校舎1階の平面を全部使って、パーティの準備が進んでいる。廊下にも所狭しとテーブルが並んでいて、既に料理も運ばれ始めている。教室にもヌクマム(魚醤・日本で言えば秋田のしょっつるみたいな調味料。タイのナンプラーも同じ)の匂いが漂う。

こういう時は、いつも通りの授業展開ではよろしくないので、初めて黒板に練習問題の解答を書かせてみた。更に「会話」を漢字の意味から辿って熟語の意味に行きつくよう解説。

もうキャンパス内では学生たちの嬌声が聞こえていたんだけど、まあ、よく最後まで集中して勉強してましたよ。でも、予定の11時前には宴会がスタートしてしまったので、10分前で終了。来週の火曜日の試験の告知もしっかりしちゃいましたけど(笑)

さて、A先生に連れられて宴席へ。学生や教員の席は基本的には廊下にあるんだけど、幹部の先生は部屋が用意されていて、僕もその中へ。既に宴会はスタートしていたけど、僕が行くとみなさん立ち上がって拍手で迎えてくれる。隣の席には副校長先生が席を移してきてくれた。

「ベトナムと、日本と中国と韓国は、同じように箸を使う文化ですね。友人です」

と英語・ベトナム語チャンポンでお話してくださいました。するとA先生が、「日本語で、はしと言います。アクセントによって、意味が変わります」と言い出して、8人座ったテーブルは即席の日本語講座になりました。

この人、授業で教えた単語や表現を覚えるの早いんだよね。そして、すぐに使おうとする。こういう姿勢を学生たちも見習って欲しいなあ。あ、僕もね。ベトナム語バンバン使いましょう(笑)


ところで、同じテーブルの8人の中に、アオザイ姿の見覚えのある女性が約2名…

このお二人、9月6日の開講式で、アオザイ姿でカラオケを歌ったお二人ではないですか。あれ?日本語クラスで受講している学生の中にいないのはわかっているけど、、、学生ではなく、教員でした〜(笑)



料理も豪勢で、美味しかった。

午後はひと休みしてから教師室へ。
買い物に行こうと思ったのだけど、強い雨が降ってきたので。これはスコールと言うよりも、低気圧の雨かな?毎年この時期に台風が来るらしいけど、今のところ周辺に台風はいない。

掲示物を作っていたら、H先生が登場。授業の準備を始めたのだけど、朝の続き?でブツブツ言いながら20分ぐらいでペンを放り出し、、、、「珈琲飲みに行きましょう!」

初めて知ったのだけど、8階、、と言うか屋上にカフェがあるんですね。
ああ、今日のパーティの料理、どこで作ったのかと思ってたんだけど、ここでしたか。
で、案の定、やってない(笑)

「次回ね!」って、よほど話したいことがあるみたいなんですけど、、、、

教師室に戻ると、突然英語で「ベトナム語を学習する日本語の本を持っていますか?」ときたもんだ。自宅には各種あるんだけど、今回は一番実用的なのを1冊と、先日送ってもらった「指差し会話帳」があるのみ。まあ、あるよと答えると「貸してください」

あ、そこか(笑)変な期待してたわけじゃないけど…

夕方の授業の最中に、また雨が強くなってきた。
日本は長雨らしいけど、ダナンもか?

授業後、雨がほとんど止んだので、コムガーを食べに行く。
劇場の前を通ったら、警備が物々しい。あ、ハノイ遷都1000年の記念式典か…
明日はここで、卒業式が行われる。

夜中に甘いものが食べたくなったので
買っておいたお菓子を食べてみたが、、、、、(笑)