手と目で護る…

大学では、今週末に2007年に入学して今年卒業する学生たちの卒業式が行われる。
金曜日の昼間にパーティ、土曜日は午後から卒業式と、今年度の始業式を合わせて行うとのことで、案内状をいただいたのだが、、、、、

うちのプロジェクトは大学の行事日程に完全リンクしているわけではないので、学生が思っている(願っている)ように休みになるわけではない(笑)

もちろん、あらかじめ大学側から提示されている日程には合わせてあるんだけど、この話は予定表にはなかったので、急遽うちあわせをした結果、

金曜日は通常通り9-11時でチームD(社会人クラス)の授業。社会人と言っても今回卒業する人たちなので、卒業式、パーティの主役なんですけどね。11時に授業を終えて、そのまま瞬間移動でパーティ参加、と言うことになった。ごめんね〜(笑)


さて、夕方からチームN(看護学生クラス)の授業。
そろそろ、日本語学習の最初の難関「漢字」アレルギーが出てきそうな雰囲気。

漢字って、意味もわからずに闇雲に暗記させられると、全部記号に見えてきて拒否反応が起こるじゃないですか。我々日本人でも。だから、表意文字であることを早いタイミングで理解させてあげたいのだけど、なかなか理解には至らないわけですよ。だって、その説明を理解するだけの日本語を、まだ知らないわけだから。

そこで、奥の手。
ま、日本人対象の場合も含めて看護系の受験指導や、外国人看護師への日本語指導ではよく使う手で、はっきり言ってベタで、古典的な手なんだけど、、、、

「看護って言葉の意味はわかりますか?看護の看は、手と目。看護の護は、患者さんを護るって意味です。みなさんは、看護師になる勉強をしています。手と目で患者さんを護る仕事ですね。」

はっきり言って、日本語を勉強し始めて、ちょうど3週間の学生が「理解できる日本語」ではない。でも、通じちゃうんだな、これが。


あらま、20人中12〜3人泣き出した。


その涙の真意はわからないけれど、少なくとも、漢字が記号じゃなくて表意文字だってことはわかったらしい。漢字の話になるとしかめっ面をしていた彼女の顔が、パッと明るくなった。

がんばって、勉強してくださいよ。



あ、そうそう。「卒業式&始業式」の関係で土曜日の授業はないけど

金曜日は、第1回漢字テストだから(爆)