飛び魚の飛び方

昨夜の話。

「先生、刺身〜、おいしい!」

いつもの日本料理、KのTちゃんが席に着くなり言い出した。
ダナンの魚は新鮮。美味しい魚が手に入るので、日常的に刺身を食べることができる幸せな環境である。

日本で、様々な事情で食べることができない、また獲ったり売ったりできない状況にいるみなさんには、申し訳ない思いである。
また、某友人のように、魚を獲ったり売ったりする人々を管理したり、指導したり、調査したり、研究したりする立場の方々にも、スマヌスマヌと思いながらの食生活である。

さて、今日はどんな魚が入っているのかな?と聞いてみると。
まだバイク事故の傷が癒えぬ右手首をくねくねさせながら、「飛ぶ魚」であることを説明しようとする彼女。
どう見ても、そのポーズはイルカやシャチが海面から顔を出し数メートル飛び跳ねる姿を思い起こさせる。

あのねえ、日本人はイルカ食べないよ。
鯨なら伝統的に食べるけど、、、と言っても彼女に通じるわけもなく。

本日のオススメメニューを見せてもらうと、、、、あのねえ、これは「飛び魚」じゃないですか!

そこで、正しい飛び魚の飛び方を伝授。

「あのねえ、(先ほどの彼女の演技を真似)こんな風には飛ばないよ。海面を這うように…」と、飛行機の翼の様に手を広げ、少しジグザグと真っ直ぐに飛ぶ、、、と言うか滑空する様子を説明すると

「先生!それは飛行機!」

あのねえ、Tちゃん、飛び魚が飛んでいるのを見たことあるの?

「ありません。でも…」と、再びイルカが飛び上がるような模写を繰り返す。


以上、日本語とベトナム語のチャンポンで、お互いに納得するまでに15分以上の時間と、生ビール2杯が消費されていたのでした(笑)

はい。飛び魚の刺身。

ちなみに、彼女は刺身&寿司は食べることができない。
食べたことないのに「おいしい!」とか、言うなよな(笑)


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