笑顔が、いいね
授業中、基本的に学生に対する問いかけ、問答で進めていくのは、日本でもベトナムでも、国語でも日本語でも変わらぬ僕の授業スタイル。
でも、ちょっと配慮が必要な学生がいて、席順で指名するのはやめて、ランダムで指名することにした。その方が学生の弱点に応じて指名できるし、逆に「この学生ならいける」とか、「この問題なら、大丈夫だろう」と言う指名もできるので、僕の方も授業がやりやすいのだ。
但し、学生はいつ質問が飛んでくるのか予測が付かないので、不安そう。、、、と言うか、不評(笑)
さて、先日の話。
テキストの練習問題も、単純な問題が少なくなってきて、ちょっと考えないと機械的には答えられない問題が増えてきた。例えば、
「月曜日は休みですか」なら「いいえ、休みじゃありません」だし
「休みは月曜日ですか」なら「いいえ、休みは月曜日じゃありません」になる。
この手の問題、ケアレスミスが多いのもベトナム人学習者の特徴か。
で、そのミスが出た瞬間に、ある学生が叫んだのだ。
「ちがいます。しつもんは、、、、げつよびですか、、です、、やすみですか、ありません」
そう。御名答。
実は、彼女は多少障害を持っていて、社会に適応していく訓練も兼ねて日本語クラスに参加している。
他の学生たちもその事情を知っている様子で、彼女の名答を聴いた瞬間の、みんなの笑顔が印象的だった。
その時、ケアレスミスを犯した、A先生以外はね(笑)
授業中、彼女の笑顔が増えてきた。良いことだ。
ちょっとしたことが、自信になって、成長していくんですね。
学生たちの笑顔、ステキです。
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