初めての質問

週末土曜日、、、本日もDAN42は活動日でございます。

メンバーの中には、1年間日本語を習っていたと、当初非常に威勢が良かった学生もいたのですが、、、どうやら1年間のストックは、この4日間で使い切ってしまったようで、現在チームN(現役看護学生チーム)のセンター(一番前・ど真ん中)席を占領し、真剣な眼差しを僕に向けております。すっかり大人しくなっちゃった(笑)

新学期早々、大学周辺の一角が計画停電で、コピー機が使用不可。本来は発音と筆記を同時に徹底したいところですが、プリントを使えないので、50音・撥音・促音・拗音の発音徹底週間となってしまいましたが、、、、いやいやオモシロイ。

ローマ字を使って「あ・い・う・え・お」を導入することには賛否両論あります。でも、僕はある理由から「賛成派」です。そして今回も、ベトナム人、と言うかダナン人の発音の特徴に合わせて試行錯誤することで、なかなか良い方向に進んでいると実感しています。

詳しいことは、企業秘密っちゅうことで(笑)


チームD(社会人クラス)、チームN、共に4日目の昨日、初の質問が飛び出しました。

"see you again"

"Xin cam on"

"It is difficult."

"hungry"

を、日本語で何というのか?との質問ですが、それぞれに「またね」「ありがとう」「むずしい」「おなかすいた」と簡単に教えてあげると、すぐにクラス全体に伝わっていきました。

この単語を並べてみると、ひとつの共通点に気付きます。
要するに、何とか僕とコミュニケーションを取ろうと、自分の感情を伝えよう、それも日本語を使って…と思っているのですね。

実際、昨日は授業終了後「せんせい、またね」「せんせい、ありがとう」と言って教室を出て行く学生が何人もいました。

まだ4日目。つかみはOKですかね?(笑)

10年前、ハノイの教室である同僚の日本語教師が、「日本語教師の醍醐味は、やっぱり初級よ」と言っていたけど、確かに自分が伝えた言葉がそのまま学生たちの知識になっていく。しかも学生ひとりひとりの、今後の生き様にまでも強い影響を与えていく土台作りをしているのだから、この初級者の第一歩の支援は、教師の醍醐味のひとつなんだなと実感しています。

今日はCDを使って、発音の総復習、今まで断片的に教えた単語(挨拶、教室内で必要な言葉など)の総整理をして、第1週目を締めたいと思います。

授業開始10分前に教室に行くと、既に臨戦態勢。
僕が多少早く教室に入っても、すぐに立ち上がって挨拶し、授業を始めようとします。日本の高校生!信じられないだろ!(笑)

毎朝食べに行く、フォーの店。
この日はフォーボゥ(牛肉うどん)この上に、香草とモヤシをどっさり入れれば、ビタミンC確保にもなります。

昼は自分で開拓した食堂で。
卵をわざわざ焼いてのっけてくれるので、待っているところです。上に乗っている肉はガー(鶏肉)この店のおばちゃんたちの日本語上達は、速いですよ〜
「せんせ、たまご、ちょとまてね」「おいし!ごん!ごん!」(Ngon ゴーン=美味しい)「またきてくださ〜い」

昨日の昼は、ハノイ在住の日本の友人がダナンに寄ってくれたので、ダナンに来て初の日本料理店「花鳥風月」へ。
ダナン在住日本人に評判の「二郎風ラーメン」Ngon! Ngon!(笑)

おっと、7時になったのでフォーを食べに行って来ます。