昔取った杵柄

僕は、最初から日本語教師だったわけではない、、、、
と言う話は何度か書いてきたが、じゃあ、若い頃は何をやっていたの?という質問をいただいた。

それと、最近の授業中の写真を、、、、と、ある出版関係の方から所望されたので、ちょっとこんな写真をUPします。

昨日のうちにfacebookの方にUPしておいたら、普段はあまり「いいね!」を打ってくれないような方もポチッとしてくださったようで(笑)コメントもいくつかいただいた。

自分でも「白髪が増えたねえ」なんてコメントしたものだから、「染めましょう!」ってお勧めも多く、その点は昨日から学生との合意事項なので、、、、その方向で(笑)

さて、ある方から「経済学の講義みたいだねえ」とコメント頂いたのだけど、そんな大それたことではなく、中学校の社会科レベルの話。

日本語能力試験N2の「読解」対策問題で、「需要」と「供給」の話が出てきたんだけど、ベトナムの学校って、こういう話を教えてないんですよね。

もともとが共産主義だっていっても、ドイモイ政策が進んで建前上はともかく資本経済化が進んでいるのは事実だし、、、、根本のところを教えていかないといけないと思いますけどね。

「需要と供給のバランスで、物の価格は決まっていくんだよ」って話すと、「お〜、、、わかりました」ですからね、うちの看護学生(笑)

売れると思ってドンドン価格をつり上げているから、インフレがいつまでも続く。

「ちょっと考えればわかることを、考えないのがベトナム人」と、否定的に言うのが僕の口癖なんだけど、「ちょっと教えて考えさせれば、分かるんじゃないのかなあ?ベトナム人」なのかもしれませんね。

もっとも、そういう授業をやっても考えてくれないから、「振り出しに戻る」なんだけど(笑)


というわけで、「読解」の授業はオモシロいです。


僕は、ダナンに来る前は私立高校や中学、予備校の国語科教師(専門は漢文)なんだけど、予備校では世界史や中学生の社会かなんかもやらせてもらったことがある。
実は、世界史で教壇に立つのがひとつの夢だったんだけど、、、ああ、公務員受験の予備校で世界史や哲学分野を担当したこともあったなあ。

予備校講師の先輩に「専門だけじゃなくて、周辺分野も勉強すれば、仕事の幅も広がるし専門の深みも増すよ」とアドバイスされたのが、今に生きていますね。

そのかわり、やっぱり専門ではないから、いつも「ひやひやもん」ですけど。

昨日の「需要と供給」の話も、中学社会の授業を思い出しつつ。、、でした。


でも、15年も前に、ひとりの生徒のために勉強始めた「看護・医療・福祉」系受験の知識が、ライフワークになりそうな勢いで、今につながるとは思ってもいませんでしたけどね(笑)

じゃ、授業に行ってきます。

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