決戦は7月7日。試験前の光景

7月7日(日)に世界各地で行われる「日本語能力試験」まで、実質的な授業日数が残り10日となった。
ベトナムではハノイ・サイゴン(ホーチミン)そしてダナンの3カ所で行われる。以前はハノイかサイゴンまで遠征しなければならなかったのだが、2011年からダナンでの受験が可能になった。

昔、ベトナム人看護師養成支援事業の時には、13か月で旧1級に合格するような学生がいて、日本の看護系大学を受験することになり、当時の「私費留学生統一試験」を受験するためにタイのバンコクまで出かけたこともあった。その頃は、今でこそ500,000VND札があるけど、当時のベトナムの紙幣の最高額が、まだ50,000VNDの時代で、学生4人と引率教師の5人分のチケットを購入するために、現金をスーツケースで運んだりした(笑)2000年のできごとだった。

そんなことをふと思い出したんだけど、、、、、一時期登場した1,000,000VND紙幣って、どこに行っちゃったんだろう?(笑)

さて、2013年のダナンの教室に戻ろう。

僕の入院騒ぎで、1週間日程が延びてしまったのだが、昨日、2期生の「N2合格クラス」での「第1回N2模擬試験」を実施した。
N2は「言語知識(文字・語彙・文法)」及び「読解」の試験が105分。続いて「聴解」が50分で行われる長丁場の試験。


ま、外気温36度、室内温33度の教室で練習しておけば、本番でも大丈夫でしょう(笑)
うちの大学も、能力試験が行われる会場のダナン外国語大学も国立の大学なので、教室にクーラーはありませんからね。

さて、今日は採点結果を公表して、各自の弱点の総チェック。
予想よりやや好成績で、当日に期待を持てる状態に仕上がっては来ているものの、油断は禁物。特に、近年の聴解問題には日本国内で見聞した知識がないと解答に苦しむような問題も含まれている。

とは申せ、うちの学生は文字語彙がやたらに強いので、、、今時の日本の若者なら「無駄に強い」なんて言うのだろうが、無駄じゃないので(笑)
文法も含めた言語知識分野で高得点をキープして、聴解などの失点を補うのが、「努くん的合格術?」である。

今日は聴解の問題を一つ一つ聴き直して、解答のコツを確認した。
「あっ、そうか!」なんて声が聞こえてきた、、、、ということは、まだまだ得点の上積みは可能。

一度やってみたいんだよね。日本語能力試験での「合格率100%」
このクラス、N4の時に93%を達成してますからね。期待は大きい。
N2まで到達すれば、EPAに参加するにせよ、しないにせよ、かなりのアドバンテージになるからね〜。頑張ってほしい。


さて、明日は3期生のクラスで「N3模擬試験」を実施予定。


コチラは採点用の満点シート、、、の失敗作。聴解のつもりで、読解の解答で穴を空けてしまったので、
この穴の位置を覚えていても、点にはなりませぬ。残念でした〜(笑)


「ここまで来たら、何をどう指導するかより、自学自習でどこまで追い込めるかだよね〜」
と、先輩日本語教師から頂いたメッセージに、深く共感する筆者と
自分の人生を懸けて試験に挑む学生たちに
バナークリックでの激励をお願いいたします!

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