1期生の介護課程が修了しました。

1年間の日本語課程を8月に修了し、9月から3か月の介護課程を学んでいたベトナム人医療・福祉人材養成プロジェクトの1期生が、無事に介護課程を修了しました。

岐阜県にある社会福祉法人千寿会から赴任した講師(ケアマネージャー)の指導で、日本語で日本の介護に関する理論を学び、介護実技の実習も行いました。

「介護」の概念がまだないベトナムに於いて、近い将来の高齢社会を視野に入れたプロジェクトですが、
学生たちは自分たちが持っている「看護」の技術や知識、病院実習での経験を活かしつつ、介護とは何か、ベトナムにとっての介護の必要性、重要性を考える貴重な機会となりました。

月末には修了試験を行い、日本語課程と合わせて成績、人物共に優秀な学生は千寿会で介護実習を行う事になっています。また、EPA協定に基づく日本への看護師・介護福祉士候補者の移動が始まれば、希望する学生は参加することが出来ます。

ダナン医療技術短期大学では、今後「介護学科」を新設するべく、準備に入っています。
9月から始まった「2期生」の日本語教育では、将来の「介護教員」養成を視野に入れた人材養成が始まっています。


「ベトナムの看護に介護の知識や技術が導入されれば、ベトナムの病院は確実に変わる」

これはダナン病院に日本からの協力隊で赴任している、ある日本人看護師の言葉ですが、僕も同感です。

学生達はこれから自らの進路を選択し、ベトナムで、日本で介護士、看護師として活躍していくわけですが、1年3か月の及んだ本プロジェクトでの経験、体験を活かして、どこにあっても常に社会に貢献していってほしい。また後進の指導にもぜひ関わっていって欲しいと思います。

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