「黙祷」 サッカーVリーグ初観戦

昨日、大学の近くのチーランスタジアムの前を通ったら、サッカーVリーグのチケットを売っているのを発見。
先週の日曜日にダナンのクラブチームの移動バスを目撃したのだが、どうやら2011年度のリーグが開幕したらしい。

チケットは1万ドン〜2万5千ドンの4段階に分かれていた。今のレートなら最高でも98円ぐらい。安い。
早速ダナンで知り合ったKくんに電話して誘ってみると快諾、2枚購入して試合前に待ち合わせることにした。

彼岸と言うこともあって、町のあちらこちらにお供え。

そして、どうやら机を出して売っているのが公式のチケット売り、周りに群がっているオバチャンがダフ屋らしい(笑)

スタジアム前は大渋滞である。

場内からは国歌吹奏が聞こえてくる。チケットに示された、カテゴリーA1の表示を頼りに、、、、表示がない!一番上のランクのカテゴリーだからメインタンドだろうと適当に入り込むと、、、、ん?

スタンドの観客は総立ち、選手はセンターサークルに沿って丸く並び、、、、これは、黙祷ですか?

すぐには事情が飲み込めなかったのだけど、暫しの黙祷の後、「なんとかかんとか〜、ニャットバン(日本)!」とアナウンスされたので、どうやら日本の被災者、犠牲者に対する黙祷と言うことだったようだ。

感謝。


なかなか良い席が指定されていた。が、しかし、先客が。はい、チケット持ってない人は、どいてくださいね〜(笑)

試合は、大柄な選手が多いダナンに比べ、一回り小さいカインホアとの戦い。両チームともアフリカ系の黒人選手、オーストラリアかな?白人の選手も入っている。外国人選手はかなり大きく、ベトナム人選手が子供のように見えた。

昨年のリーグではダナンが優勝したらしいのだけど、カインホアの方が小技は上手いように見えますね。ダナンは凡ミスが多い。でも、ちょっと露骨なレフィリングもあって、PKでダナンが先制。攻めてるのはカインホア。ダナンはフィニッシュのシュートまでなかなかいけない。と言っているうちに、カインホアがゴール前の混戦からオワンゴールっぽい得点で同点。

ハーフタイム。痛んだ選手を担架で運ぶ4人ごとのチームが、、、、おい!試合球で遊ぶな!(笑)
ちなみに、試合前から終了後まで警備が物々しかったです。

こちらはダナンのサポーター。試合展開に合わせて音楽を演奏。昔のヴェルディ、って言うか、読売クラブの応援を思い出した。
ちなみに、応援グッズは何も売っておらず、観客は大半が男性。暇そうなおっさんか、お坊ちゃんぽい若い男性が多く、女性は、多少カップルを見かける程度。もっと安い席だったら違うのだろうか。

後半は、いくらホームだからって露骨すぎるだろうと思うぐらいの判定が続き、抗議したカインホアの監督は退場させられるは、レッドカードで選手も退場になるはで大荒れ。しかも、2度もあった疑惑のPKを2本とも外し、終了間際の決定的なチャンスも思いっきりフカしてしまった外国人選手の涙と共に、試合終了。

娯楽としては楽しめたけど、スポーツとしてはどうなんでしょ?って感じの、Vリーグ初観戦でした。
また、後半途中から照明灯に点灯。「節電!」「ここベトナムです!」「でも、(ダナンも実は電力不足)また計画停電が…」と、日本の状況とダナンの多少困った状況がごっちゃになって、苦笑。

ところでチケット代なのだけど、ダナンのチーランスタジアムでのVリーグは、基本的に無料で観戦できる。でも、現在は「ダナンがん病院建設基金」として販売されているのだそうな。販売手数料5%を差し引いた全額が基金の設立資金として使用されるらしい。

http://www.viet-jo.com/news/social/090419101717.html

ダナンのがん病院は来年開院の予定で、日本の関わる事業が展開されることになっている。その事業に関するお話も頂いているので、ま、些少だけども貢献できたと言うことで。

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