鍵がありません…その後

先週の土曜日に「鍵がない事件」が起こり、10月の授業の〆ができなかったチームN。ただでさえ進度が遅れてるのに〜

と言う事もあって、学生たちも各自だいぶ授業のみならず、自習の大切さとその効能に気付き出して来たので、少し授業時間の拡大を図り一気に遅れを取り戻しつつ、より実践的な内容に移行させようという取り組みが昨日から始まりました。

実は、月曜日の朝の段階で午前中のチームDは、「8時開始の1時間延長」昨日、火曜日から実施と決定。

夜のチームNは、まず土曜日の「事件」の再発防止のため、鍵はふたりで管理、合い鍵を僕にも渡すように指示。
実際「これだけ遅れているけれど、どうしますか?授業時間を増やす以外に方法はありません。」と宣言。

すると、多くの学生からは「もっと勉強がしたいです」という声が上がるものの、一部からは「他の勉強ができなくなるから、嫌だ」とベトナム語で主張。

残念ながら、それぐらいのベトナム語はわかってしまったのだけど(笑)
確かに看護学の専門の勉強もあるわけで。看護学生の忙しさは、僕だってわかる。今まで、日本人、ベトナム人含めて何人の看護学生を送り出してきたか、もう数え切れない…。

すると、他の多くの学生が、「先生に失礼だ!」と怒り出しちゃった(笑)

あ〜あ、、、、、、、

オモシロソウだから、と言うよりも、学生たちの本音が聞けそうだから、黙ってきいてたんだけど(笑)

要するに、「なぜ授業がなかなか進まないのか、それは教えてもらった事を自分で考えてわかろうとしないからだ。教えてもらった事を理解しようとしていないからだ!」ってのが、どうやら結論になった様子。

それさ、、、僕の言葉をいくつか合体させただけなんですけど…(笑)

ま、一般論として「自助努力」が足りないのは事実なんだよね。受身中心の勉強の仕方が基本で、その場でわかった気になれば終了。自分で理解しようとする努力、例えば辞書を引くとか、ノートをひっくり返して既習事項の中から探すとか、自分の知識の中で類推するとかを、なかなかしようとしないのは事実なんです。

それと、ベトナムの教育の中には「わからなければ助け合って、みんなで理解する。」「わからない人に教えることが自分の評価につながる」ことの美徳の様なものが存在するんですね。もちろん、それを否定する気はないし、いいなぁと思うこともあるけれど、語学でそれをやってると、全く進歩できないんですよね。

僕の英語がそうであるように。
ええ、中学や高校のころ、隣の席の女の子に全部教えてもらって答えてましたから〜(笑)

と言うわけで、学生たちに少し話し合いさせた結果、看護の専門の授業を終えてから直ぐに教室に集まって準備したり、予習したリする。授業は30分早く開始。土曜日も早い時間から始めて…………って、

な、何時間勉強するの?(笑)

長時間やればいいってもんではないけど、
今までのペースで勉強していては遅すぎるって事は再三言ってきたことだから
その辺の事情を理解させてから、学生たちが自分たちで出した結論だから、尊重してみましょうかね。


でも、、、、


20日の土曜日は、「教師の日」で全面休講ですから〜(笑)

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