鍵がありません…
昨日の夕方の授業、、、17時からのチームNの授業は、中止となりました。
実は、昨日から嫌な気がしていたんだ。
看護学生であり、介護の現場に出て行こうとする目的を前提とした日本語の授業なので、僕は欠席・遅刻・早退に非常にうるさい。特に「理由を明確にしない」場合にはけっこう冷たい教師であることは、教え子のみなさんなら、日本人・越南人、その他、国籍・母国・母語・年齢などを問わずご存じであろう、、、、ね(笑)
で、一昨日の授業終了後、「明日、家へ帰らなければなりません。休みます」と言う申し出が3人からあった。まあ、月末、週末だし、、、、、それにここ数日、日本語クラスのみならず、大学内で保護者と思しき方がバイクで荷物を運んできたり、大荷物を持って自宅に帰る学生が多いので、「何かある時期」であることはわかっていた。
それが、何かは、わからん(笑)
そう言えば、10年前のハノイでも「20歳の誕生日に、巫女さん(の様な人?青森・恐山のイタコのような人?)に亡くなった近親者を呼び出してもらって話す必要があるので、田舎に帰ります。往復に4日かかります」って申し出があって、まあ、その子の実家の地域性と、交通事情と、父親を亡くしていた事情も知っていたし、正直に全部話してくれたので許可したら、ハノイ出身の学生たちは「先生、私は信じません。ハノイの人は誰も信じません…」なんて話になったこともあったな(笑)
ま、道教的な価値観とか、民間宗教、更に民族別の風習なんてのもあるから、どこまで本当かと言う話よりも、異文化理解だと思って正面から接した方がオモシロイし、そうでもしないとやってられない…。
でもね、今回はその「何か」がわからないままだった。
ただでさえ、チームNは授業が遅れている。
自分から屁理屈こねて、更に理屈で納得できないと前に進めない学生がいるのだ。もちろん、全部論破して前に進むのだけど。
さて、このチームNも、午前中のチームDも、同じ教室を使っている。
日本語クラスの教室は僕の授業でしか使わないので、完全に努くん仕様になっている。
例えば、扇風機は一台だけ、僕に向かって設置されているし、後方の壁には、僕仕様の掲示がペタペタ貼られている。
そして、、、、鍵は学生自治に委ねられているのだ。
それが失敗の元。
鍵を管理する係の学生が、実家にお帰り遊ばされたのだ。
そんなのさあ、責任持って他の学生に託すのが当然、、、、だと思うのだけど、、、ここは越南。それができないのだ。
正直に言って、自分が当事者じゃないと「関係ないです〜」ってのが、多いんだよね。経験的に。
更に、昨日は土曜日。しかも17時。
マスターキーを管理する大学の方は、とっくの昔にお帰り遊ばされておるのだな。
はい、授業中止。試験も延期。
夜の授業だから、また停電があると進めなくなってしまう。
正直、なんとかならんかね…
とりあえず、鍵の管理は2名以上でやるように指示。
そろそろ「日直」や「クラス日誌」も始めようと思っていた矢先の出来事でした。
時間厳守と、約束は守る。連絡・報告は怠らない。
医療や介護の現場に関わる人たちなんだから、もっと徹底しようよ!
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