日本語学習チーム DAN42 スタート

芸能ニュース、、、、いや、国際関係の、違う、教育関連のニュースです。

本日、ベトナム中部の港町ダナンにある医療技術短期大学で、人気日本語学習集団「DAN42」がデビューしました。

午前中、9時〜11時に活動する、医療技術短大卒業生による「チームD」20名。大学の授業終了後、夕方17時〜19時に活動する現役看護学生よる「チームN」20名。更に「私も日本語を学んで、国際交流の研究や、今後の学生、日本から来てくださる先生方の役に立ちたい」と受講を希望した国際交流室のH先生、そして「媒介語を使わないで外国語を教える方法を知りたい」と言ってきた外国語センター主任教授、英語教師のA先生の「チームA」2名を加えた42名が、1年後の東京ドーム進出、、、じゃなくて、日本式の介護研修受講、更には選抜チームによる日本での研修、そしてそれぞれの将来の夢と希望の実現を目指して、本日デビューしました。

ま、現役男子学生が、若干2名混じっているようですが…(笑)

「チームN」の初授業で突然花束を贈呈された、総合プロデューサーのあきもと、、、じゃなくて、日本語教師の努くんは、

「仕事を持っていたり、専門の授業の後のお腹が空く時間に日本語の勉強をすることは大変だと思うが、自分の夢に向かって、精一杯努力して欲しい。僕も出来る限りの支援をしていきたいと思います」と語りました。

ちなみに、「DAN42」と各チームの命名理由ですが

DANはダナンの略。DNAじゃないので、お間違えなく。
チームDは、医療機関などダナン市内で活躍する卒業生のお姉さんチームなので、D
チームAは、今後のこのプログラムを担う大学側の人材のエースと言うことと、日本語教師の努くんをアシストすると言う意味も込めて、A
チームNは、看護を学ぶ現役学生、将来のナースのチームなので、N

とのことです。

以上、1年に2度あるという「プチ秋」に向かって、赤とんぼが飛び交うベトナム・ダナンからお伝えしました。


と言うわけで、いよいよスタートしました、日本語クラスの授業。

午前中2時間は、社会人クラスですが、正直言って日本の高校生のようにも見える、純朴そうな学生たちでした。

クーラーも扇風機もない教室の授業は久しぶりでした。とにかく、汗がすごいんだ。特に日本語の初級レベルの授業は、とにかく喋りまくる(発音しまくる)ので、水分補給が重要。休み時間に水を飲めば、そのまま次の時間には汗となる…。

ホワイトボードの消す奴がなくて、雑巾で拭くのだけど、なかなか消えない。教卓の上にラビ(ミネラルウォーター)のペットボトルに入ったアルコールを染みこませて拭くらしいのだけど、、、、、ちょっと勘弁だなと思って、午後からの空き時間にショッピングセンターまで行って、「マイ消すやつ」を買ってきた。


小さいし、すぐに消えなくなっちゃうだろうけどね。

買いに行ったついでに、気になっていたKFCに入ってみる。シーフードバーガーが気になっていたのだけど、素朴な味で美味しかった。家庭で揚げる白身フライの味、そのまま(笑)

さて、夕方から現役看護学生のクラス。

10分ぐらい前に教室に行くと、このプログラムの遂行責任者でもあるハン先生が陣頭指揮して、ホワイトボードを磨いたり、消えかけた蛍光灯を付け替えさせたりしていた。


ドアの上には、いつの間にやら外国語センターの看板が取り付けられていた。大学側の本気を感じさせられた。


そして、少し日本語を学んだことがあるという女子学生の音頭で、「せんせい、ありがとうございます」と全員が唱和して花束を贈ってくれた。

あらためて武者震いした一瞬だった。

授業中、突然のスコール。校庭に雷も落ちた。でも、風が入ってきて心地好い。でもでもでも、、、入ってきたのは風だけではなかった。

赤とんぼ。何匹も飛び交っていた。
写真に撮りたかったな。

初日の印象だけど、現役チームは、社会人チームよりも熱意を強く感じられた。もちろん、昼間の暑い最中の語学学習と比べれば、こちらの方が環境的には良いのは確かなのだが。今後、どうなっていくだろうか。

これから土曜日も含めて、毎日2時間の授業。夢と希望を忘れずに、しっかりと学んで欲しい。

終了後、まだ雨は止んでなかったけど、A先生のバイクに乗ってビアホイ屋に連れて行ってくれた。

英語なのでよく分からなかったけど、「先生の授業に、興奮しました」って感じのことを言っていた。「のどが渇いたでしょう?ビアホイに行きましょう」と誘ってくれた。先生は乾杯しただけで自宅に戻られたけど、ムック(烏賊)をつまみに少し飲んだ。

美味しいビールだった。